各種配管更生・更新工事
更生工事について
設備配管の中でも生活に欠かせない飲料水を供給するための給水管を例に挙げご説明します。
一般的に設備配管の耐用年数は30年と言われます。
劣化の度合いによって延命工法(更生)の採用か取替(更新)かを判断致します。
建物と工事の関係
更生工事と更新工事比較
- 更新工事より工事費用が安価(仕様にもよるが1/2~1/3程度。共用部含む)
- 更新工事より工事期間が短い(専有部は1日半)
- 更新工事に比べお部屋の物品移動がほとんどない
- 更新工事は仕様により価格巾が大きい
- 更生工事は更新工事に比べ耐用年数が短い
- 廃棄処分するものが更新工事に比べ断然少ないのでエコである
更生工事の調査から工事完了までの流れ
給排水管更生工事の流れ
当社取扱給水管更生工事工法説明
- NPBII工法
- 専有部内の給水管専用工法で給水管を研磨クリーニングした後に、気流式(圧搾空気にて塗料を給水管内のコーティングをする。)にてエポキシ樹脂塗料でコーティングし、さらにウレタンボール(ピグ)で均一に塗膜を仕上げ、継手部分の錆が発生しやすいところへ多く塗料を付ける作業を行います。
- NPLIII工法
- 当社では主に共用給水管の更生工事に使用する工法です。(専有部でも可)
給水管の研磨クリーニング後に気流式にてエポキシ樹脂塗料でコーティングしますが、こちらはその1回目の塗膜が乾燥硬化後にもう一度コーティングするライニングを行います。 - NPBラピッド工法
- わずか一日の施工で、その日の夕方には通水し、平常通り水道が使用可能となります。
給水管内部をエポキシ樹脂塗料でコーティングした後にピグ(ウレタンボール)を2度(往復)させる事で塗膜を均一に仕上げます。さらに、温風・温水養生によるダブル加熱で硬化を促進。即日通水による居住者様へのご負担を最小限に抑える事が可能となる工法です。【建設技術審査証明 第1201号】 - 排水管の更生工事も承っております。
【動画】NPL III 工法 パイプライニング
更新工事について
給排水管は生活に欠かせない、人で言うならば血管と内臓の役割をするものです。
更新工事は新しいものに取り替えるので最良の方法と言えるでしょう。
更新工事の具体的な工事方法は次のようなものがあります。
- 給水管は露出若しくは現状と同じように隠蔽にする方法があります。
- 排水管は流れの勾配が必要なので、基本的に露出にすることはできません。
(限られた箇所の排水をポンプで強制排水することは可能なので一部露出は可能)